アプリレビュー

カビュウの利用は無料で十分なのか、実際に試してみた評価

株式会社テコテックが提供する株式売買管理アプリ「カビュウ(kaview)」を実際に使用してみました。

カビュウは、以前に利用していたmyTrade(マイトレード)の後継アプリです。以前にマイトレードを使用して、複数の証券会社での取引を統合的に管理してみました。

カビュウで可能な主な機能は以下の3点です。

  1. 複数の証券口座の一括管理
  2. 取引履歴の視覚的な表示
  3. 配当金の受け取り履歴と資産推移の確認

この中で、私が個人的に期待しているのは、複数の証券口座を一元管理できるアカウントアグリゲーション機能です。

主要なネット証券を含む10社に対応しています。

2023年12月28日時点で、利用可能な証券会社は、主要なネット証券を含む10社に増加しています。

以下はその一覧です:

  1. SBI証券
  2. 楽天証券
  3. auカブコム証券
  4. 松井証券
  5. GMOクリック証券
  6. マネックス証券
  7. SMBC日興証券
  8. 野村證券
  9. 大和証券
  10. SBIネオトレード証券

サービス開始当初と比較して、かなりの増加が見られます。主要なネット証券が対象に含まれているため、不満は感じていませんが、例えばコネクト証券などのスマートフォン証券にも対応していただけると、利用者の満足度が一層向上するでしょう。

米国株に対応しています。

初めは日本株に対応していた「kaiew(カビュウ)」は、後に米国株にも拡大対応しました。

米国株の取引対象は、SBI証券、楽天証券、そしてマネックス証券の3社です。

なお、米国株に関する機能は、サブスクリプションサービスである「カビュウプライム」に登録することで利用可能です。無料プランでは米国株の分析は行えません。

「カビュウプライム」は月額980円で提供されており、ただ今は初月が無料で利用可能です。さらに、紹介コードを利用すると初回2ヶ月間は無料で「カビュウプライム」を試すことができます。

無料であっても、資産推移や取引履歴、配当の受け取り履歴などを細かく確認できる点は非常に便利です。

無料プランでは1つの証券口座しか登録できませんが、取引履歴や資産の推移は直近1ヶ月間分が確認可能で、これは非常に便利です。無料プランでも以下の情報が閲覧可能です。

  • 資産推移
  • 損益情報
  • 配当金の受け取り履歴(直近1ヶ月)

特に、実際に受け取った配当金の履歴を無料で確認できるのはありがたいポイントです。複数の証券口座を利用していない場合でも、実際に使ってみると無料プランでも十分に有益なアプリだと感じられるでしょう。無料プランで新しい視点を得ることができるため、ぜひ1つの証券口座を登録して試してみることをお勧めします。

カビュウの利用料は??

カビュウは基本無料で利用できますが、無料プランには以下の制限があります。

  • 登録口座数: 1つ
  • 資産推移期間: 10日
  • 損益推移機能: 無し
  • 取引履歴期間: 1ヶ月
  • 損益一覧機能: 1ヶ月
  • ポートフォリオ機能: 10日間
  • 信用取引管理機能: 無し
  • データ更新: 1回/日

より利便性を高めたい場合は、月額980円のプライムプランに加入する必要があります。マイトレードの時と同様に、プラン毎に機能が異なる仕様が継続されています。

カビュウの安全性

カビュウへの登録時にはログインのIDとパスワードを設定することになり、「安全性は大丈夫か?」という心配があるかもしれません。

しかし、カビュウでは取引に必要な暗証番号や取引パスワードなどは入力する必要がありません。このため、第三者による取引や口座からの出金のリスクは非常に低いです。

現時点では、ハッキングや不正利用の報告が上がっていない状況です。ただし、大手企業であるマネーフォワードなどでも危険性はゼロではありません。リスクが完全にゼロでないことを理解しておくことは重要です。

なお、カビュウを運営する株式会社テコテックは、2020年7月3日に情報セキュリティマネジメントシステムに関する国際規格「ISOIEC27001:2013」及び「JISQ27001:2014」の認証を取得しています。これは情報セキュリティに関する国際的な基準で、企業が情報資産を適切に管理し、有効に活用するためのものです。情報資産の管理において国際規格に準拠していることから、安全性向上が期待されます。

カビュウのまとめと感想

まとめ:

  • 複数の証券会社を管理
  • 米国株式にも対応済み
  • 時間を節約できる
  • 月額費用は0円から
  • スマホがないと利用できない
  • 登録できる証券会社が少ない
  • 課金をしないと魅力がわからない

まだまだ対応している証券口座は限られていますが、利用者が対応口座で取引している場合、非常に有用なツールとなります。

過去には各証券会社のデータを取得できるサービスも存在しましたが、それをグラフ化して分析するサービスは少なかったため、株取引を行う人にとっては高い利用価値があります。

無料で利用できる機能が限られているのは少し残念ですが、複数の証券で銘柄を保有している方は一度試してみる価値があります。

また、以下の紹介コードを入力するとお互いに1ヶ月分無料で利用できるため、まずはお試しで利用してみて、「使いやすいな」と感じた場合に本格的に利用することができます。

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